楽天モバイルで働いている、埼玉県在住の鳩田鳩夫です。
楽天社員として言いにくいことですが、今日は「最強プラン」のデメリットと落とし穴を整理します。「最強」という名前から、どこでも完璧に使えるプランだと受け取られがちです。実際には、料金の仕組み・通話の使い方・電波の届き方に注意点があります。
この記事では、最強プランの落とし穴を5つに分けて、公式ページで確認できる事実を軸にまとめました。契約を検討している方には、良い点だけでなく注意点も含めてお伝えします。
📋 この記事でわかること
- 楽天モバイル「最強プラン」の基本スペックとデメリットの全体像
- 落とし穴1:「無制限」にも前提と速度制御がある
- 落とし穴2:通話料無料はRakuten Linkを使うことが前提
- 落とし穴3:エリア表示と実際の電波状況の差
- 落とし穴4:料金が使用量で変わり、固定費にしにくい
- 落とし穴5:サポートは混雑時に待つ場合がある
- デメリットがあってもなお向いている人・向かない人
- 契約前の確認ポイント
楽天モバイル「最強プラン」の基本スペック
最強プランは3GBまで1,078円、20GBまで2,178円、20GB超は3,278円という段階制です(税込・公式の料金ページ)。2023年6月からパートナー回線エリアでも無制限で使えるようになりました。
最強プランの基本構造(2023年6月開始)
料金はその月に使ったデータ量で、次の3段階のどれかに決まります。
| その月のデータ利用量 | 月額料金(税込) |
|---|---|
| 3GBまで | 1,078円 |
| 3GB超〜20GBまで | 2,178円 |
| 20GB超(上限なし) | 3,278円 |
※通話料等は別。出典:楽天モバイル「Rakuten最強プラン」料金ページ
以前のプランから変わった主な点:
-
パートナー回線エリア(国内)でも、高速データ通信を容量の制限なく使えるようになった
-
料金は使ったデータ量に応じて3段階で自動的に決まる
この変更は、2023年5月の楽天モバイルのプレスリリースで発表されています。
最強プランのデメリット・落とし穴は主に5つ
良い面が多い一方で、契約前に知っておきたい落とし穴は次の5つです。
| 落とし穴 | 内容 | 契約前の確認先 |
|---|---|---|
| 1. 速度制御 | データ無制限でも、混雑時などに速度が制御される場合がある | 公式のよくある質問 |
| 2. 通話の条件 | 無料はRakuten Linkでの発信。標準の電話アプリは30秒22円 | Rakuten Linkの公式ページ |
| 3. 電波の差 | エリアマップで対象でも、建物内や地下では電波が弱いことがある | 公式エリアマップと現地での確認 |
| 4. 料金の変動 | 使ったデータ量で月額が1,078〜3,278円の間で変わる | 公式の料金ページ |
| 5. サポートの待ち時間 | 混雑時などは、つながるまで待つ場合がある | 公式サイトのサポートページ |
以下、それぞれ順に見ていきます。
落とし穴1:「無制限」にも前提と速度制御がある
最強プランのデータは無制限ですが、公式のよくある質問には「混雑時など公平なサービス提供のため速度制御する場合あり」と記載されています。また、電波の届き方は場所によって変わります。
楽天回線エリアとパートナー回線エリアの違い
最強プランでは、楽天回線エリアに加えてパートナー回線エリアでもデータ無制限で利用できます。普段使う自宅・職場・通勤ルートがどのエリアにあたるかは、公式のエリアマップで確認できます。
公平利用に伴う速度制御
公式の記載は「混雑時など公平なサービス提供のため速度制御する場合あり」です。具体的な基準は公開されていません。大容量を使う方は、時間帯や場所で速度が変わりうる前提で考えておきましょう。
大容量利用で意識したい点:
-
動画視聴や大きなファイルのダウンロードが続くと、混雑する時間帯に速度が落ちる場合がある
-
仕事などで速度が必須の場面では、事前に同じ時間帯・同じ場所で速度を確かめておく
落とし穴2:通話料無料はRakuten Linkを使うことが前提
国内通話が無料になるのは、専用アプリのRakuten Linkで発信した場合です。標準の電話アプリで発信すると、公式の案内では30秒あたり22円の通話料がかかります。普段の通話をどちらで行うかが、デメリットになるかどうかの分かれ目です。
標準の電話アプリを使う頻度が高い方は、楽天モバイルのかけ放題オプションはいらない?損得の分かれ目で月々の通話時間から要否を判断する基準をまとめています。
Rakuten Linkを使う際の注意点
Rakuten Linkの公式ページで案内されている主な前提・注意点:
-
通話料無料の対象外となる番号がある(0570で始まる他社接続サービス、一部の特番など)
-
楽天IDでのログインと、対応OSのバージョンが必要
-
通知やマナーモードなどの設定によっては、着信できない場合がある
-
連続した長時間の通話は切断される場合があり、短期間に大量・長時間の通信があると利用が制限される場合がある
電波が不安定な場所では、どの通話アプリでも音声の途切れや遅延が起きやすくなります。大事な通話の前には、その場所の電波状況を確かめておきましょう。
標準電話アプリ使用時の通話料
標準の電話アプリで発信すると、30秒あたり22円がかかります。
60分通話した場合の試算:
-
基本料金:3,278円(20GB超の場合)
-
標準電話アプリの通話料:2,640円(60分通話)
-
合計:5,918円
意図せず通話料がかかりやすいケース:
-
Rakuten Linkにログインできていない、または不具合で発信できないとき、標準アプリで発信してしまう
-
連絡先から発信するとき、発信に使うアプリを間違える
落とし穴3:エリア表示と実際の電波状況の差
公式のエリアマップで楽天回線エリアと表示されていても、建物の中や地下では電波が弱い場所があります。マップは目安として使い、契約前に実際の利用場所で確かめてください。
公式エリアマップの見方
エリアマップで対象となっていても、場所によっては電波が弱い場合があります。
ここで誤解されがちなのが、「エリアマップの色が濃い=どこでも高速通信できる」という理解です。マップは電波が届く範囲の目安です。建物の構造や周囲の障害物による影響までは、マップからは読み取れません。
電波が弱くなりやすい場所:
-
鉄筋コンクリート造の建物内(窓から離れた場所)
-
地下・半地下(地下街、地下駅のホームなど)
-
高層ビルの中層以上や大型施設の奥
5G表示でも速度は場所と時間帯で変わる
スマホの画面に「5G」と出ていても、常に速いとは限りません。通信速度は、基地局までの距離・周囲の混雑・時間帯・端末の対応状況によって変わります。
5G接続時に気をつけたい点:
-
端末や環境によっては、バッテリーの消費が早くなる場合がある
-
電波が弱い場所では、接続が不安定になる場合がある
-
速度が必要な場面では、実際に速度測定をして確かめる
落とし穴4:料金が使用量で変わり、固定費にしにくい
段階制のため、月額は1,078円から3,278円まで変動し、その幅は2,200円です。年間の通信費を固定で見積もることはできません。
従量制ならではの予測のしにくさ
月額料金の変動幅(税込):
-
最低額:1,078円(3GB以下の月)
-
最高額:3,278円(20GB超の月)
-
変動幅:2,200円
家計管理で困りやすい点:
-
クレジットカードの引き落とし額が月ごとに変わる
-
年間の通信費予算を固定で立てにくい
-
家計簿アプリで固定費と変動費のどちらに分類するか迷う
データ使用量管理のストレス
段階が切り替わる境界線:
-
3GBをわずかに超える:1,078円→2,178円(+1,100円)
-
20GBをわずかに超える:2,178円→3,278円(+1,100円)
管理がストレスになりやすい例:
-
月末近くにデータ使用量を計算してしまう
-
外出先での動画視聴を控えてしまう
-
my 楽天モバイルアプリを頻繁に確認することになる
落とし穴5:サポートは混雑時に待つ場合がある
サポートには電話・チャット・店舗など複数の窓口があります。ただ、混雑する時間帯や複雑な相談では、解決までに時間がかかる場合があります。急ぎの用件ほど、待ち時間を見込んで早めに動くのが得策です。
サポートを使うときに起きやすいこと
窓口ごとの傾向:
電話サポート:
-
混雑する時間帯は、つながるまでに待つ場合がある
-
内容によっては、担当部署への案内や再連絡が必要になる
チャットサポート:
-
定型的な案内が中心で、個別事情の相談には向かない場合がある
-
技術的な内容は、電話や店舗への案内になることがある
店舗サポート:
-
予約なしだと待つ場合がある(来店前に混雑状況や予約の可否を確認する)
-
複雑な問題は、店舗では解決できず別の窓口を案内される場合がある
問題解決までの時間を短くするには
相談前に準備しておくと進みやすいもの:
-
症状が出た日時・場所・画面のスクリーンショット
-
請求に関する相談は、請求明細と通話履歴
-
これまでの問い合わせ内容のメモ
最強プランのデメリットと、それでも向いている人・向かない人
月20GB以上使う人にとって、料金面のメリットは大きいです。一方で、通話の使い方・電波の届き方・料金の変動は人によって相性が分かれます。
デメリットがあっても、メリットは確実にある
楽天モバイル最強プランの良い点:
-
大容量利用時の料金:20GB超でも月額3,278円(税込)で上限が決まっている
-
海外でのデータ通信:対象の国・地域で毎月2GBまで追加料金なし(設定は別途必要)
-
楽天のサービスとの組み合わせ:楽天市場などを使う方はポイント面のメリットもある
-
縛りなし:契約期間の縛りがない
気になる落とし穴を整理すると
特に確認しておきたい4点:
-
通信品質:場所・時間帯によって速度が変わる
-
サポート:混雑時は待つ場合がある
-
エリア:マップの表示と建物内の実際の電波は同じとは限らない
-
通話:無料になるのはRakuten Linkでの発信
楽天モバイル最強プランの落とし穴を避ける契約前の確認ポイント
契約前に自宅・職場・通勤ルートで実際に電波を確かめておくことが、最も効く対策です。エリアマップだけを見て判断すると、使い始めてから困ることになります。
確認1:事前の電波チェック
契約前に確認したいこと:
-
自宅・職場・通勤ルートの公式エリアマップでの確認
-
すでに楽天モバイルを使っている友人・知人への、使用感の聞き取り
-
時間帯別(朝・昼・夜)の速度の確認
確認期間は、平日と休日を両方含む1週間ほどを目安にすると、時間帯による違いもつかみやすくなります。
確認2:サブ回線としての活用
今の回線を残したまま、楽天モバイルをサブ回線として試す方法:
-
メイン:今お使いの回線をそのまま使う
-
サブ:楽天モバイルを追加して、使い心地を確かめる
デュアルSIM活用のメリット:
-
通信障害時のリスク分散
-
用途別の使い分け(通話・データ)
-
電波が弱い場所で、もう一方の回線に切り替えられる
確認3:通話の使い方を決めておく
通話をよく使う場合:
-
通話はRakuten Linkで発信する習慣をつける
-
標準の電話アプリを使う場合は、30秒22円がかかることを意識する
-
LINE通話など、アプリ通話も選択肢に入れておく
確認4:料金の変動に備える
家計管理での工夫:
-
通信費は最高額の3,278円を上限の目安にして予算を組む
-
my 楽天モバイルアプリで、3GB・20GBの境界付近の使用量を定期的に確認する
-
月末近くにデータ量が境界に近い場合は、動画視聴などを調整する
確認5:問題発生時の準備
サポートを利用する前に:
-
問題発生時のスクリーンショットを取っておく
-
公式サイトで、電話・チャット・店舗など窓口の種類を把握しておく
-
混雑しにくい時間帯を選んで相談する
デメリットを確かめてから契約するなら従業員紹介がおすすめ
ここまで落とし穴をお伝えしましたが、それでも楽天モバイルにはコスト面での大きなメリットがあります。デメリットを理解したうえで契約するなら、楽天モバイル従業員紹介キャンペーンをご活用ください。
キャンペーンの対象にするには、お申し込みの前に下のリンクを開いてログインすることが必要です:楽天モバイル従業員紹介キャンペーン
※お申し込み前の紹介キャンペーンURLへのログインやサービス利用開始等条件あり。
※ポイントは紹介ログイン月の4カ月後から分割付与
お申し込みの前に、この記事の注意点がご自身の利用環境に当てはまらないか、もう一度確かめてください。
楽天モバイル最強プランの落とし穴に関するよくある質問
契約前によくいただく質問を5つにまとめました。
最強プランで特に見落としやすい落とし穴は何ですか?

見落としやすいのは通話と電波の2点です。通話料が無料になるのはRakuten Linkで発信したときで、標準の電話アプリでは30秒22円かかります。また、エリアマップで対象でも、建物の中や地下では電波が弱い場合があります。
データ無制限でも速度が遅くなることはありますか?

あります。公式には「混雑時など公平なサービス提供のため速度制御する場合あり」と記載されています。具体的な基準は公開されていません。速度が必要な場面は、事前に同じ場所・時間帯で確かめておくのが確実です。
標準の電話アプリで通話すると料金はいくらですか?

国内通話は30秒22円です。60分話すと2,640円になります。なお、0570などで始まる番号は、Rakuten Linkで発信しても無料通話の対象外です。
最強プランの月額料金はいくらですか?

税込で、3GBまで1,078円、20GBまで2,178円、20GB超は3,278円です。その月に使ったデータ量で自動的に決まるため、月によって請求額が変わります。通話料などは別にかかります。
落とし穴を理解したうえで申し込むなら、どこから手続きすればいいですか?

従業員紹介キャンペーンを使う場合は、お申し込みの前にこちらの紹介リンクを開いてログインし、そのまま手続きを進めてください。特典の対象にするには、このリンクを経由することが必要です。
まとめ:「最強プラン」の実態は「条件付きプラン」
結論として、最強プランは条件がそろえば優秀ですが、誰にでも当てはまるものではありません。月20GB以上使い、楽天回線エリア内で生活している人には向いています。
デメリットを踏まえた結論
楽天モバイル最強プランは、「最強」ではなく「条件付きで優秀」なプランというのが私の整理です。
「最強」と呼べる条件:
-
月20GB以上の大容量利用
-
楽天回線エリア内での利用
-
通話をRakuten Linkで行える
-
サポートの待ち時間を見込める
-
料金の変動を受け入れられる
これらの条件を満たす場合、大容量でも月額が3,278円(税込)で収まる点は大きな魅力です。
社員として伝えたいこと
楽天社員として、お客様には正直な情報をお伝えしたいと思っています。
最強プランが向いている人:
-
大容量利用で料金を抑えたい
-
通話をRakuten Linkで行える
-
楽天のサービスを積極的に使っている
-
サブ回線として試したい
慎重に検討したほうがいい人:
-
電波の安定性を最優先にしたい
-
主な利用場所が地下や建物の奥で、電波が弱い場所である
-
標準の電話アプリでの通話が中心
-
月額を固定費として管理したい
最も重要なこと: 契約前に必ず実際の利用環境で電波状況を確認し、デメリットも含めて総合的に判断してください。
「最強プラン」という名前に惑わされず、ご自身の用途に本当に適しているかを冷静に見極めることが大切です。
ご不明な点は、楽天モバイル公式サイトのサポートページからお問い合わせください。
最終更新:2026年10月20日
関連する最新情報として、AQUOS sense9とsense10を比較した記事もあわせてご覧ください。
※本記事の情報は2026年10月20日現在のものです。料金・キャンペーン情報は変更される場合があります。最新情報は楽天モバイル公式サイトをご確認ください。
条件を理解したうえで契約するなら、従業員紹介キャンペーンでの申し込みという方法もあります。
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