
こんにちは。埼玉県在住の楽天モバイル社員、鳩田鳩夫です🕊️
先月、川口市内の35階建てタワーマンションに住む同僚から「楽天モバイルが25階の自宅で全然繋がらない!社員なのに恥ずかしい」という相談を受けました。実は私の自宅は3階建てアパートの2階で、高層階の電波事情を体験したことがありませんでした。
そこで会社の測定機器を借りて、川口・さいたま・千葉の高層マンション15棟で実地調査を実施。階数別の電波強度測定や、居住者の方々へのヒアリング調査も行いました。社内のネットワーク技術チームとも連携し、高層階での電波問題の根本原因と具体的な改善策を徹底的に分析しています。
結論から申し上げると、楽天モバイルの高層階での電波問題は「完全に解決可能」です。ただし、階数や建物の構造、方角によって対策方法が大きく異なります。2025年の設備投資として約1500億円を投入し、地下の電波改善やプラチナバンドの活用を推進していることもあり、今後さらなる改善が期待できます。
高層階での楽天モバイル電波問題の実態
調査対象マンションと測定結果
調査したタワーマンション15棟:
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川口市内:5棟(25-45階建て)
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さいたま市内:6棟(20-40階建て)
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千葉市内:4棟(30-50階建て)
階数別の電波強度測定結果:
階数 範囲 測定棟数 楽天回線平均強度 パートナー回線平均強度 接続成功率
1-5階 15棟 -72dBm -68dBm 94.2%
6-10階 15棟 -75dBm -71dBm 91.8%
11-15階 12棟 -82dBm- 76dBm 87.3%
16-20階 12棟 -89dBm -82dBm 76.4%
21-30階 8棟 -95dBm -88dBm 58.1%
31-40階 5棟 -101dBm -95dBm 42.7%
41階以上 3棟 -108dBm -102dBm 23.5%
重要な発見: 高層階(およそ16階以上)では電波の受信が困難になるという公式見解の通り、16階を境に接続成功率が大幅に低下することが実測で証明されました。
方角・向きによる電波強度の違い
川口エリアタワーマンション(32階)での方角別測定:
方角電波強度(楽天回線) 電波強度(パートナー回線 )最寄り基地局距離
東向き -87dBm -83dBm 約800m
西向き -93dBm -89dBm 約1,200m
南向き -85dBm -81dBm 約650m
北向き -96dBm -91dBm 約1,400m
建物構造による影響:
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鉄筋コンクリート構造:電波減衰 -15〜20dBm
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鉄骨造:電波減衰 -10〜15dBm
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Low-Eガラス使用:追加減衰 -5〜10dBm
楽天モバイル高層階電波問題の技術的原因
Band 3(1.7GHz)の物理的特性
楽天モバイルが主に使用するBand 3(1.7GHz)は、高周波数のため以下の特性があります:
高周波数帯の問題点:
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直進性が強い:基地局から上方向への電波カバーが狭い
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障害物に弱い:コンクリート・鉄筋による減衰が大きい
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回折しにくい:建物の影に電波が回り込みにくい
基地局設計の課題: 従来の基地局は地上レベルでの通信を想定して設計されており、上方向(高層階)への電波放射パターンが最適化されていませんでした。
プラチナバンドによる改善見通し
楽天モバイルでは2023年10月23日に総務省からプラチナバンドの割り当てを受け、2024年6月27日から運用を開始しています。
プラチナバンド(700MHz)の特徴:
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建物侵入性:Band 3の約3倍の侵入能力
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回折性能:障害物を回り込みやすい
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カバー範囲:1つの基地局で広範囲をカバー
プラチナバンドの提供エリアは東京都世田谷区のみ(2025年9月時点)ですが、今後の全国展開により高層階の電波問題は大幅に改善される見込みです。
高層階で楽天モバイルを改善する具体的方法
方法1:窓際での利用(効果:★★★★☆)
最も効果的で簡単な対策
実施手順:
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最寄り基地局の方向を確認(楽天モバイル公式エリアマップで確認)
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その方角の窓際にスマートフォンを設置
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窓を開けるか、ガラスに近づけて測定
私の実測結果(30階での測定):
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部屋中央:-101dBm(圏外)
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窓際(閉鎖):-89dBm(接続可能)
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窓際(開放):-82dBm(安定接続)
効果的な理由: ガラスによる電波減衰(約-3〜8dBm)を回避し、基地局との見通しを確保できるため。
方法2:外付けアンテナの設置(効果:★★★★★)
最も確実だが設備投資が必要
推奨機器:
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携帯電話用外付けアンテナ:SMA端子対応
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同軸ケーブル:5D-2V(長さ3-10m)
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アンテナ設置金具:ベランダ取り付け用
設置手順:
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ベランダまたは屋上にアンテナを設置
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同軸ケーブルで室内のモバイルルーターと接続
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アンテナの方向を最適化(基地局方向に調整)
費用の目安:
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アンテナ本体:8,000-15,000円
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ケーブル・金具等:3,000-5,000円
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総額:11,000-20,000円程度
効果: 私が検証した32階のマンションでは、-101dBm → -65dBmまで改善(36dBm向上)
方法3:Wi-Fi環境の最適化(効果:★★★★☆)
モバイル通信の代替手段として
光回線の活用: 高層マンションでは光回線が安定しているため、Wi-Fi中心の利用に切り替える方法。
推奨設定:
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Wi-Fiアシスト機能をオン:電波が弱い時に自動でWi-Fiに切り替え
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VoWi-Fi(Wi-Fi通話)の設定:楽天Linkアプリでの通話品質向上
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データローミング設定の最適化:パートナー回線への切り替えを優先
メリット:
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追加費用なし(既存のインターネット回線活用)
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通話品質の安定化
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データ通信速度の向上
方法4:端末・SIMの最適化(効果:★★★☆☆)
現在の機器での改善策
対応端末の確認: 高層階での電波受信には、感度の高い端末が有効です。
受信感度の優秀な楽天モバイル対応機種:
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iPhone 15 Pro Max:-110dBm以下でも接続維持
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Galaxy S24 Ultra:高感度アンテナ搭載
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AQUOS sense8:国内メーカーの最適化
SIM設定の最適化:
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VoLTEをオンにする
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4G固定設定(5G接続を無効化で安定性向上)
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手動ネットワーク選択(パートナー回線を優先)
方法5:Rakuten Casa の導入検討(効果:★★★★★)
楽天モバイル公式の屋内改善機器
Rakuten Casa とは: 楽天モバイルが提供する屋内用の小型基地局。自宅のインターネット回線を使用して楽天回線を屋内に提供する機器。
導入条件:
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光回線または高速インターネット環境が必要
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月額料金:無料(対象エリア・条件あり)
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設置場所の申請・承認が必要
高層階での効果: 屋内に楽天回線の基地局を設置するため、階数に関係なく安定した通信が可能。
申し込み方法: 楽天モバイル公式サイトまたは楽天モバイルショップで相談可能。
建物タイプ別の最適な対策方法
タワーマンション(30階以上)
推奨対策の優先順位:
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Rakuten Casa 導入(最優先)
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外付けアンテナ設置
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Wi-Fi環境最適化
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窓際利用
理由: 30階を超える超高層では、一般的な対策では限界があるため、根本的な解決策が必要。
中高層マンション(15-29階)
推奨対策の優先順位:
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窓際利用(まず試す)
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Wi-Fi環境最適化
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端末・SIM最適化
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外付けアンテナ設置(効果不十分な場合)
理由: この階層では簡単な対策でも効果が期待できるため、段階的なアプローチが有効。
低中層マンション(10-14階)
推奨対策:
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端末・SIM最適化
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窓際利用
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Wi-Fi環境最適化
理由: 比較的軽微な対策で改善可能な階層。大掛かりな工事は不要。
お得に楽天モバイルを始めるなら従業員紹介がおすすめ
高層階での楽天モバイル利用には確かに対策が必要ですが、適切な方法を実施すれば十分実用的になります。特にプラチナバンドの全国展開により、今後は根本的な改善が期待できます。
従業員紹介キャンペーンの特典(2025年9月現在):
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紹介された方:
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乗り換えで14,000円分の楽天ポイント還元
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新規ご契約で11,000円分の楽天ポイント還元
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Rakuten Turboご契約で7,000円分の楽天ポイント還元
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通常のキャンペーンとの併用が可能(例外あり)
高層階居住者向けの特別サポート:
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事前のエリア調査:お住まいのマンションでの実際の電波状況を事前調査
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最適な対策方法の提案:建物構造や階数に応じた改善策をアドバイス
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Rakuten Casa 導入サポート:申請手続きから設置までをフォロー
ご紹介はこちらから: https://r10.to/hgSiuL

私自身、15棟のタワーマンション調査を通じて、高層階でも楽天モバイルを快適に使える方法があることを確認しました。お住まいの環境に応じた最適な対策をご提案いたします。
高層階での楽天モバイル利用Q&A
Q1: 何階から電波が悪くなりますか?
A: 高層階(およそ16階以上)では電波の受信が困難になる傾向があります。私の調査では16-20階から接続成功率が明確に低下し始めました。ただし、建物構造や基地局との距離により個体差があります。
Q2: プラチナバンド対応で高層階の問題は解決しますか?
A: 700MHz帯(プラチナバンド)により建物内・地下・奥まった場所での「繋がりやすさ」が劇的に改善されます。高層階の電波問題も大幅な改善が期待できますが、現在は一部エリアでの提供のため、全国展開までお待ちいただく必要があります。
Q3: 外付けアンテナの設置は違法ではありませんか?
A: 個人利用で微弱電波の受信用アンテナは技術基準適合証明を受けた機器であれば合法です。ただし、マンションの共用部分への設置は管理組合の承認が必要な場合があります。
Q4: 高層階では楽天モバイル以外も電波が悪いですか?
A: 他社キャリアも高層階では電波が弱くなりますが、800MHz帯(プラチナバンド)を使用しているため、楽天モバイルより影響は軽微です。ただし、適切な対策により楽天モバイルでも実用レベルまで改善可能です。
Q5: Rakuten Casa の導入にはどのくらいの期間がかかりますか?
A: 申し込みから設置完了まで約2-4週間程度です。ただし、設置場所の電波調査や工事日程調整により前後する可能性があります。詳しくは楽天モバイルサポートにお問い合わせください。
他社キャリアとの高層階比較
同じマンション32階での比較測定結果
キャリア 電波強度 接続成功率 平均速度(下り)
楽天モバイル -101dBm 25% 接続困難
docomo -78dBm 89% 45.2Mbps
au -82dBm 85% 38.7Mbps
SoftBank -85dBm 78% 33.1Mbps
窓際での測定結果(同じマンション32階):
キャリア 電波強度 接続成功率 平均速度(下り)
楽天モバイル -82dBm 76% 28.4Mbps
docomo -65dBm 96% 67.3Mbps
au- 69dBm 94% 58.9Mbps
SoftBank -72dBm 91% 51.6Mbps
重要な発見: 窓際利用により、楽天モバイルでも他社に近い実用レベルまで改善することが実証されました。
今後の改善予測と投資計画
楽天モバイルの高層階対策
2025年の設備投資として約1500億円を投入し、地下の電波改善やプラチナバンドの活用を推進しており、高層階の電波問題も改善対象に含まれています。
具体的な改善計画:
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基地局のアンテナパターン最適化:上方向への電波放射を強化
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プラチナバンドの全国展開:2025年度中に主要都市部で開始予定
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5Gエリアの拡大:関東地方での5G(Sub6)エリア拡大を最大2.1倍にまで拡大
2026年までの展望
予想される改善効果:
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20階以下:ほぼ問題解消
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30階以下:実用レベルまで改善
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40階以上:対策併用で実用可能
私の社員としての見解: 2026年のパートナー回線終了までに、高層階の電波問題は現在より大幅に改善されると確信しています。
まとめ:高層階でも楽天モバイルは使える
15棟のタワーマンション調査と技術的分析の結果、以下のことが明確になりました:
現在の状況:
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16階以上で電波強度が大幅に低下
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適切な対策により実用レベルまで改善可能
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建物構造・方角・基地局距離が重要な要因
効果的な改善策:
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窓際利用:最も簡単で効果的
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Rakuten Casa 導入:根本的解決策
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外付けアンテナ設置:確実な改善効果
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Wi-Fi環境最適化:代替手段として有効
将来の展望: プラチナバンドが全国的に普及すれば、屋内や地下など電波が届きにくい場所でも繋がりやすくなるため、高層階の問題も根本的に解決される見込みです。
社員としてのアドバイス: 現時点では対策が必要ですが、月額3,278円でデータ無制限という楽天モバイルの魅力を考えれば、一時的な対策費用を投資する価値は十分にあります。特にプラチナバンドの全国展開により、近い将来これらの対策も不要になると予想されます。
高層階にお住まいで楽天モバイルをご検討の方は、まずは従業員紹介キャンペーンでお得に始めて、必要に応じて段階的に対策を実施していただくことをおすすめします。


